真宗大谷派 長崎山 真宗寺|新潟市中央区のお寺。ご葬儀やご法事は、1000年の歴史あるお寺「真宗寺」が承ります。

真宗大谷派長崎山真宗寺 真宗寺ホーム ご来院について お問い合せ 

真宗寺について 真宗寺のご案内 行事のご案内 ご葬儀・ご法事について 住職のお話


ご葬儀について

ご葬儀は人生で最後の最も厳粛な儀式です。
浄土真宗の葬儀は「亡き人に永遠の別れを告げる」という単純な葬送儀礼ではなく、遺族や縁故の方々が集まり、故人を偲び読経念仏して、尊い仏縁にあうという大切なご縁でもあります。
華美になることなく、また見栄や外聞にとらわれることなく、阿弥陀如来のおはたらきによってお浄土へ還られた故人を偲びながら、生と死の問題に向き合い、浄土真宗にふさわしい葬儀を執り行いたいものです。
また、世間には、仏教とは関係のない葬儀にまつわるさまざまな風習や世俗の迷信・俗習がありますが、それらに囚われない葬儀のあり方を求めていく必要があります。
※真宗寺のご葬儀につきましては、基本的に非ご檀家の皆様のみご対応させて頂いております。ご檀家様以外の方のご葬儀につきましては、前もってお寺にご相談下さる様、お願い致します。

生前のご準備

この世に生まれてきた以上誰でも平等に死は訪れます。
それでも事前に心の準備が出来る状況であれば、事前に当寺にお話されておくことをお薦めします。
いざと言う時に慌てて取り返しのつかない後悔をしないためにも事前の準備をされておくことは決して悪いことではありません。また、当寺では葬儀社さんの情報も持ち合わせていますので、必要に応じて葬祭業者さんを紹介することも出来ます。
葬儀費用は、安かろう悪かろうで後悔することの無いように念じあげます。
特に最近増えている家族葬では、寺院費用を含めた予算を先に決めて出来る限りの事をするように努めてください。費用を抑える意味では大きな会館をいくつも持った互助会・葬儀社はお薦め出来ません。公営等の火葬場併設の斎場がある地域ではそのような施設を利用したほうが霊柩車もマイクロバスも不要に出来ますので費用の節約が出来るでしょう。
見栄えだけの葬儀で中身が伴わない葬儀が多くなりました。華美な装飾よりも僧侶の読経(声明)が荘厳の根幹であり、葬儀の中心になることを知れば、おのずと自宅で心のこもった葬儀も可能となります。儀式は、お寺で貸し出す内容と僧侶の声明で十分執り行えるからです。



ご法事とは

浄土真宗では、阿弥陀仏の本願力によって救済される為、我々が冥福を祈る必要はありません。故人の死を通して、阿弥陀仏の教えに会う仏縁に感謝する意味があります。
法事とは、私たちが功徳を積んで故人の霊を慰めるのではなく、身を持って死を私たちに示してくれた故人から、様々な問いと願いが掛けられていることを学ぶ人生の感謝の場を意味しています。

追善法要

仏教では、人が亡くなってからの7週間は、7日ごとに死後の世界の裁判官である閻魔(えんま)等による生前の功徳(くどく)に対する裁判が行われるとされています。
そこで、故人の霊が無事に極楽浄土に行くことができ、成仏するようにと7日ごとに遺族が追善の供養をするわけです。しかし、死後の世界を私たちが変えることはできません。
浄土真宗では、自力が無効である(自分の限界を知る)ことで、量り知れないいのちに生かされている自己に目覚め、連綿とつながり合ういのちに感謝して、そのことを確かめ合う機縁と考えています。浄土真宗では、追善法要の考え方はありません。

中陰

仏教では、四有として、人が生まれてから死に、次の生を受けるまでの段階を、生有・本有・死有・中有に分けています。
中有とは、次の生を受けるまでの49日間を指し、他宗では、この49日間で死後の生が決まるので、七日ごとに法事を務め、追善供養すると教えています。しかし、浄土真宗では、故人は死後、浄土に往生し、阿弥陀仏の教えを聞き、仏になるための過程を既に歩みだしている為、私たちも阿弥陀仏の教えを聞き、念仏することで同じ世界観を共有し、再生する道を経ることが重要になります。
死別の悲しみや喪失による悲嘆から、故人の死を受け入れながら、新たな生き方の探究がこの中陰の過程にとって最も必要なことです。
取り残された遺族の再生と新たな関係性の構築こそが、何よりも故人の最大の願いなのですから。
残された家族の中で、失ったものの価値の大きさを身に染みながら互いに足りない部分を補い合い、支え合うことで、心の整理が可能になり、心身共に癒されていく過程を辿ることができるのです。その中陰を通して、故人が私たちに成長の為の通過儀礼、すなわち「死と再生」の期間を与えてくれたと理解できます。

主な法事

  • 年忌法要(法事)…年忌の命日に勤める法事です。
  • 祥月命日…亡くなった月日と同月同日のお勤めです。
  • 月忌法要(月参り)…亡くなった日にちと同じ毎月の日のお勤めです。

年忌法要は、故人一人に一度の法事を勤めるのが、基本です。但し、二人の法事を同時に勤める併修も可能です。
その場合、四十九日の法要との併修やあまり近くない年忌周りの併修は、合理的すぎて、死やいのちを簡単にすませようとする意志が強く、良いお勤めとは言い難いものになります。
法事の日程は、祥月命日に行うのが、法事のふさわしいあり方ですが、平日に営むことが難しい場合は、命日に近い土・日曜日を選んで頂いても結構です。他宗では、祥月命日より遅くなると、行き先が決まった後になり追善供養する意味がないとされますが、浄土真宗には、追善供養の考えがありませんので、適用しません。法事の日程については、当寺にご相談ください。




Copyright(c) 2013 Shinsyuji All Rights Reserved.